メタリフェルホソアカクワガタ 亜種フィナエ (ペレンメタリ) の飼育記録 (一部)

メタリフェルホソアカクワガタ 亜種フィナエ (ペレメタ)
メタリフェルホソアカクワガタ 亜種フィナエ

基本情報

□ 学名:Cyclommatus metallifer finae

□ 和名:メタリフェルホソアカクワガタ 亜種フィナエ (通称:ペレンメタリ、ペレメタ)

□ 産地:インドネシア ペレン島

メタリフェルホソアカクワガタの特徴と言えば長い大あごとメタリックなボディーカラーで、初めて見た瞬間に心を奪われた。ペレメタは複数いるメタリフェルホソアカクワガタの亜種の中で最もサイズが大きくなり、カラーバリエーションも豊かであるため、非常に楽しみの多い亜種である。サイズで言えば野外で100 mmを超える個体が観察されており、クワガタの中でもかなりのサイズを誇る。また、青色の個体は特に人気が高く他のカラーよりも比較的高値で取引されている。我が家でも青系のメタリフェルを飼育している。

ヤフオクで黒系の幼虫を購入して羽化させた♂の写真。種オスは黒に近い色だったが羽化した個体は青系が多かった。少しパープルも入っており、個体によっては赤系の色をしていた。

飼育情報

ペアリング

羽化後、1か月もすれば後食を開始して性成熟 (交尾・産卵可能な状態) する。ホソアカクワガタは基本的におとなしい種類なので、2~3日ほど同居ペアリングさせる。交尾後はメイトガード (♂が♀に覆いかぶさり♀を守る行動) を行っていることが多いため、メイトガードが確認できれば交尾が成功している可能性が高い。

産卵セット

□ 温度:21~23℃ (我が家での温度)

□ 産卵一番 (念のため10L)

□ 産卵木 (手で表面が割れるくらいの柔らかい材)

※ 材の表面に産卵する。マットだけでも産卵可能だが材を入れたほうが産卵数が増加する。

□ 転倒防止用の水苔

□ 容器:クリアスライダー (ラージ)

産卵一番は5Lに対して300 mlほど加水を行い、クリアスライダーの2割ほどガチガチに固詰めする。その上に加水した産卵木を入れてその上からマットをかぶせて底から3~8割ほどを固詰めする (ガチガチではない) 。その上にマットをふわっとかぶせて転倒防止用に水苔をのせる。産卵セットを組んで1か月ほどするとケースの側面から幼虫が観察できるようになる。

採虫

卵や初齢幼虫はサイズが小さいため2齢か3齢幼虫になってから割り出しを行うのがよい。写真は産卵セットを組んでから3か月ほど経過して割り出しを行ったもの。基本的には固めたマットの部分か材の表面に産卵する。手で割れるくらい柔らかい材を使用した場合は材の中からも幼虫がとれる (2枚目の写真)。

幼虫飼育

試行錯誤中です (笑)。

累代はとても簡単です。がサイズを狙うのは少しコツが必要です。ホソアカクワガタはマットの水分量が多い方がよいがマットの劣化には弱いとか低温がよいとかありますので、どうしようか悩んでいます。また納得のいく飼育方法が確立できれば更新します。

羽化させるだけなら、発酵が浅いマット (色が明るめのマットで産卵一番でもOK) を使用して、♂は1500cc ボトル、♀は500cc プリカで管理すれば羽化まで管理できる。水分量は産卵セットと同じくらいの分量で、温度も21~23℃くらいで十分である。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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