基本情報
□ 学名:Metadorcus rotundatus
□ 和名:ナンベイオオクワガタ (ロトゥンダトスツヤケシクワガタ)
□ 産地:ブラジル リオ・グランデ ド・スル州 ペロタス
□ サイズ:♂20 mm前後 ♀10 mm前後
♂個体 (別個体) の紹介です。



♀個体 (同個体) の紹介です。



サイズの小さい種ですが、♂の大あごはしっかりと発達しています。ただ、サイズが 20 mm を下回ると迫力が落ちます。サイズが小さくスマホで上手く撮影できませんでしたが、光の当たり具合によって青く発色します。
飼育情報
ペアリング (2024/08/13)
あるショップさんから累代品 (WF2) の成虫トリオ (♂♀♀) を購入。同年5月羽化個体で後食を開始していたので同居ペアリングを3~4日行った。交尾意欲は高いのか容器に入れてすぐにペアリングを開始した。ペアリングから羽化まで20~22℃で管理を行った。

産卵セット (2024/08/17)
産卵にはクヌギ一次発酵マットと、手で割れるくらいの柔らかい産卵木を使用。マットは強く握ってもしみでないくらいの水分量で調整した。マットの底は2~3割固詰めで、その上に1分くらい加水した材を乗せる。その上から材が隠れるくらいまでは軽く詰めて、その上には軽くマットをかぶせて足場として水苔を敷いた。


マットのみでも産卵は可能。この場合はマットの3割目まではかなり固詰め、8割目までは固詰め、残りはマットをかぶせるようにセットを組んだ。


割り出し (2024/10/13)
成虫サイズが小さい種なので、左の写真のように2~3齢まで加齢してから割り出しを行った。約1か月のセット×4でトータルで60匹以上の幼虫が得られた。


幼虫飼育
♂♀ともに 産卵セットと同じマットを使用して、200 cc プリカで1本返し。我が家では♂♀ともに割り出しから3~5か月で羽化した。オスの方が1か月くらい羽化が遅い傾向にあるが累代には支障がなさそうである。
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