フォルスターフタマタクワガタ 原名亜種の飼育記録

フォルスターフタマタクワガタ 原名亜種

基本情報

□ 学名:Hexarthrius forsteri forsteri

□ 和名:フォルスターフタマタクワガタ 原名亜種 (フォルスターフォルスター)

□ 産地:インド メガラヤ

♂個体の紹介。サイズは78 mm up。ニシよりもオレンジがかった赤色に見える。

♀個体の紹介。サイズは約42 mm。

飼育情報

ペアリング

羽化から約1か月で後食を開始するので、ゼリーを食べ始めてから2週間ほどでハンドペアリングを行う。1時間くらいあれば十分に交尾が完了する。産卵や幼虫管理なども全て約20~23℃で管理を行った。

産卵セット

産卵木はナラ材かクヌギ材を使用。ナラ材の方が反応は良い気がする。肉質が良く爪を立てて表面がぴきぴき割れる程度の材を使用した。樹皮を剝いだ後、30分ほど加水して、そのまま使用、または材が硬い場合は幼虫に使用したマットに埋めてバクテリア材に加工して使用した。印象としてはニシやボーリンフタマタに使用する材よりは少し硬めでも問題はなさそう。マットを2~3 cm ほど敷き詰めて、その上に材を転がす。マットは基本的に材から卵や幼虫が落ちた時にその個体が生存できるようにすることが目的なので、幼虫が生育できる種類なら何でも大丈夫だが、幼虫がより大きく育つように我が家では幼虫飼育に使用しているマットを使用している。材は1セットで10本前後は使用して、1回のセットで5~6本使用する。材の表面産みなので、細い材よりは太めの材を使用して表面積をかせいだ方がよい。

産卵セットの様子 (セットから1か月以上経過した状態)

採卵

産卵数を伸ばす、または卵がカビにまかれないようにする、メスが卵をつぶさないようにする、ハズレ♂や♀を見分ける、交尾がうまくいっているか見分ける目的で採卵を3日おきに行う。

写真のように埋め戻しがあればドライバーなどを用いて慎重に卵を掘り起こす。

採卵した後は、マットを多めに敷いたプリンカップで管理。このとき入れるマットの量が少ないとマットが乾燥して卵が干からびる場合がある。採卵から約3週間~1か月で孵化する。

管理中の卵

孵化した幼虫

幼虫飼育

孵化した幼虫は頭の色が黄色くなってから200 cc プリンカップで1匹ずつ管理。3か月くらいで2~3齢幼虫になるので、頭の大きさで大まかに分類して、♂は1500 cc、♀は800 cc ボトルで管理する。マットは固詰めすると酸欠になるのか幼虫が上がってきてしまうので軽く詰める程度に入れている。我が家では生オガ配合マットを使用しているので、このままマット交換はせず半年以上管理して羽化までもっていく。

我が家で羽化した個体です。アベレージは76 mmくらいでしょうか。77~78 mmがサイズ帯的には多かったです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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